大阪北部地震で見るフェイクニュースの拡散とその後の反響
この前大阪北部地震がありました。
その際、このようなデマが大変拡散された。
6月21日にM10.6の地震がくる。
もちろん来るはずない。
だが、このツイートは大きく拡散された。
なぜなのか、私は一種のチェーンメールのようなものだと推測する。
「怖いから、みんなにしらせよう。」
このような心理があるのではないか。
RTして多くの目につき、不安にさせる、負のスパイラルなのだ。
大きく拡散されたが、実際にその時間対策を行った人はいるのだろうか?
予言者は愉快犯であり、RTが餌である。
フェイクニュースは20倍の拡散速度だ。
誤情報は20倍速く拡散 ツイッターの投稿分析: 日本経済新聞
情報の正確性よりも速達と内容の面白さが重要なのであろう。
人は皆と共有したがる。例え人を不安にさせるとしてもだ。
「彼氏/彼女がほしい、かまってほしい」という感情もその一種ではないだろうか。
また、私がこのブログを書いていること自体、かまってほしいという欲があるのではないか…
本題から脱線したので話を戻す。
実際に地震がこなかった後の反応が面白い。
「騙すな!」「嘘つくなボケ」「心配して損した死ね」
このような声が多く見られた。
これは実際に起こると思っていないからではないか。
本当に予言を信じているならば安堵の表情を浮かべるはずだ。
嘘を嘘と見抜けない人がネットを使うのは難しいというが、これはまさしくそれを現していると言える。(だからと言って嘘を肯定するわけではないが)
Wikipedia並に出典を求めることもないが、信頼できるソースなのかを確認する教育が必要だ。
そして、人は損をしていないのにも関わらず、感情を消費してしまっているということに向き合うべきだろう。